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鬼瓦まわり補修

2023/4/03 月曜日

和風の瓦屋根には鬼瓦が必ず付いています。

鬼瓦と言っても鬼の顔をしているわけではありません。(お寺の屋根は鬼の顔をしている場合があります)

屋根の四隅や頂上の両サイドにアクセントと雨仕舞いの役割りで鎮座しています。

その鬼瓦の裏側に漆喰(しっくい)が塗ってありますが、これが剥がれやすいのです。

鬼瓦の裏側と隅棟の終わりの漆喰が剥がれています。

今回は漆喰を塗り、剥がれないようにシリコン樹脂でコーティングしました。

上の写真は鬼瓦裏と俺瓦下の漆喰の剥がれ。

こちらも仕上げはシリコン樹脂でコーティング。

上の写真も同じです。屋根の形状が寄棟屋根(よせむねやね)と言い、隅棟(すみむね)と大棟(おおむね)の接点があり、その接点は漆喰でおさめてあります。そこが剥がれやすい。

こちらも漆喰を塗ってからシリコン樹脂でコーティングしました。

鬼瓦の裏側の処理はきちんとしておかないと、雨漏りの原因にもなりますし、鬼瓦を固定している銅線(銅の針金)が腐食して切れ、鬼瓦が落下します。

鬼瓦はかなりの重さがありますので、落下すると危険です。