棟（むね）

棟は屋根の頂上や屋根の四隅から斜め上に上がっている所の名称です。

そこに収まっている瓦を棟瓦（むねかわら）と言います。

洋風瓦の棟瓦は釘で固定されていることが多いのですが、その固定釘、自然と浮いてきています。

棟瓦の中には木材が入っていて、それに釘留めしてあります。

不思議なことにその釘が抜けてくるのです。

多いところで1センチ以上も抜けています。

釘の保持力は無く、瓦が固定されていない状態で大変危険です。

毎年、強風が吹くたびに棟瓦がめくられて修理の依頼がきています。

当社では釘を全て抜き、ビス留め補強をしています。

中の木材が傷んでいるときは木材の交換をしてからビス留めします。

洋風瓦の屋根は要注意です。