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下葺き材(防水シート)

2021/11/22 月曜日

屋根の野地板の上は下葺き(防水シート)が貼られ、その上に瓦桟木→瓦が葺かれています。

その下葺き材は年代別に様々な材質と種類があります。

関東では50年くらい前まではトントン葺き(板を2mm程度に裂いたもの)が主流で、その後

17キロ フエルト(紙にタールを染み込ませたもの)やビニトン(ビニール製)やハイトン(ビニールと紙を貼り合わせたもの)。

現在では23キロアスファルトルーフィングや、それにゴムの樹脂を混ぜたゴムアスルーフィングが主流になっています。

ここで問題なのはビニトンやハイトンが貼られた屋根です。

ビニトンが貼られた屋根はすでに解体された家が多く消滅したように思いますが、ハイトンが貼られた屋根はまだまだ健在です。

ビニール系の下葺き材は夏の暑さ、冬の寒さを長年繰り返していく間に収縮するんです!

収縮すると屋根の野地板が見えるほどです!

こうなると防水シートの役目はなく、横殴りの雨のときに瓦の隙間から吹き込んだ雨水を防ぐことができず

雨漏りすることがあります。

このようなことが原因で雨漏りした場合は、新たに防水シートを貼り直す工事があります。

屋根全体を葺き直すこともできますし、ご予算に応じて部分的に葺き直すこともできます。